自己PRのプレゼン方法とは?伝え方のポイントや資料作成のコツも解説。


転職面接では、自己PRのプレゼンテーションを求められることが多いです。なぜ自己PRのプレゼンテーションが必要なのか、好印象を与えるためにはどのように行うべきか、疑問や悩みをおもちの人も多いのではないでしょうか。

自己PRを上手く行うためには、面接で自己PRを行う目的やポイントをおさえることが大切です。今回は自己PRのプレゼンテーションの成功に向けて知っておきたい情報を詳しく解説します。



1.企業が面接で自己PRのプレゼンテーションを行う理由とは


そもそも、なぜ自己PRのプレゼンテーションが求められるのか、理由を理解しておくことも大切です。

企業が面接で自己PRのプレゼンテーションを行う理由として、以下の2つが挙げられます。

・表現力や話し方などの人物像を理解するため
・テンプレートでの回答を避けるため

理由について、それぞれ詳しく解説します。

表現力や話し方などの人物像を理解するため

自己PRプレゼンテーションを行う理由のひとつが、表現力や話し方などから、求職者の人物像を理解するためです。

転職面接では自社に合う人材であるかを見極めるために、求職者の人物像をしっかりチェックする必要があります。通常の質問だけでは人物像の深い部分までを引き出すのは難しいため、求職者自身による自己PRが求められるのです。

話す内容だけでなく、表現力や話し方も見られます。伝える内容が同じであっても、声の大きさ・速さ・トーン・抑揚などの要素によって、伝わり方はまったく異なるものになります。そのため、表現力や話し方も人物像の把握に必要な情報です。

通常の質問は受け答えのトーンが単調になりがちであり、表現力の把握には適しません。そのため、プレゼンテーションという手法が用いられます。

テンプレートでの回答を避けるため

テンプレートでの回答を避けるためという理由もあります。従来の質疑応答形式の場合、質問内容が共通しているため事前に準備が可能です。企業に好印象を与える回答にしようとする結果、テンプレートの回答になる事態が起こりがちです。

プレゼンテーションではテンプレートなどを用いての回答ができません。取り上げる内容やアピールポイントなど、すべて自身で考える必要があります。

求職者の本質や個性を理解するために、テンプレートの回答ができない方法を求めるのです。

2.自己PRプレゼンテーションでおさえるべき4つのポイント


同じ内容でも、伝え方次第で印象は大きく変わります。そのためプレゼンテーションを成功させるためには、好印象となる方法についてもおさえておくべきです。

今回紹介するポイントは以下の4つです。
・聞き取りやすいスピードでゆっくり話す
・わかりやすい展開にする
・表情豊かに自信をもって話す
・時間内で話をまとめる

それぞれ詳しく解説します。

1.聞き取りやすいスピードでゆっくり話す

はじめに意識したいポイントは、聞き取りやすいスピードでゆっくり話すことです。転職の場面に限らず、プレゼンテーションでは相手にわかりやすく伝えることが大切です。しかし時間制限を気にするあまり、早口になってしまうケースが多く見られます。内容そのものがよくても、話すスピードが速すぎて聞き取れなければ伝わらず、好印象につながりません。

聞き取りやすいスピードの目安は1分間で300文字程度です。1分間で300文字がどれほどのペースであるか、事前に練習しておくと安心です。ゆっくり丁寧な話し方を意識し、早口にならないよう注意しましょう。

2.わかりやすい展開にする

わかりやすい展開にすることも、プレゼンテーション成功のためにおさえたいポイントです。

自己PRは構成によって伝わり方と与える印象が大きく変わります。伝える順番がバラバラで話のつながりが掴みにくい構成では、印象に残りにくく何をいいたいのかわからないプレゼンテーションになってしまいます。

単に自身のPRポイントをアピールするだけでなく、話のつながりをもたせてわかりやすい展開にするよう意識しましょう。「自己PRポイント→具体的な根拠→企業に活かせる強み→この企業で働きたい」の構成で考えると、つながりが明確で理解しやすい構成になります。

3.表情豊かに自信をもって話す

表情豊かに自信をもって話すことも大切です。無表情でメリハリのない話し方では、ポイントがわかりにくく全体的にぼやけた印象になってしまいます。また自信のない様子では、アピール内容との乖離が大きくなります。魅力が伝わるどころか、「本当そのような魅力をもっているのか」「強みというわりには自信がなさそうだ」と不信感を与える恐れが大きいです。

前章で紹介したように、話す内容そのものだけでなく、表現力や話し方もチェックされます。よい印象を与えるためにも、表情豊かに自信をもって話す意識をしましょう。

4.時間内で話をまとめる

時間内で話をまとめることも大切です。企業にもよりますが、時間制限が設けられているケースが多くみられます。プレゼンテーションの内容がよくても、制限時間を過ぎると印象が悪くなる恐れが大きいです。また、制限時間を過ぎると、その時点で不合格になるケースもあります。

ただし、時間が大幅に余ってしまうのも悪い印象になりがちです。時間を守れること、限られた時間を最大限活用することは、どちらも社会人に求められる大切なスキルです。

なるべく時間を余らせず、時間いっぱいでアピールできる構成にする必要があります。

3.自己PRプレゼンテーション資料作成のポイント


プレゼンテーションでは口頭だけではなく、資料作成を求められるケースもあります。上手に資料作成ができれば能力のアピールにもなり、好印象となる可能性が高いです。

資料作成のポイントとして、以下の4つが挙げられます。

・メッセージは簡潔に
・1スライド1メッセージを心がける
・フォントやフォーマットは統一する
・図や画像を入れてわかりやすくする

それぞれ詳しく解説します。

メッセージは簡潔に

大前提として、資料に入れるメッセージは簡潔にしましょう。語る内容を文字で入れると見づらくなります。スライドを読むことに集中してしまうと、話している内容が入ってこなくなる恐れが大きいです。位置によっては文字が見づらく何が書いてあるかわからない事態も起こり得ます。

わかりやすい内容にするためには、簡潔なメッセージでポイントだけをおさえることが大切です。スライド内にすべてを盛り込まずに、どのように話すかを考える必要があります。

1スライド1メッセージを心がける

パワーポイントで資料を作成する場合は、1スライドの中で伝えたいメッセージはひとつに収めます。盛り込む内容が多いと、ポイントがわかりにくくなり、好印象につながりにくいです。

多くの場合、制限があるのは時間のみであり、スライドの数に上限はありません。スライドの数は増えても問題ないため、見やすさとわかりやすさを重視する必要があります。

フォントやフォーマットは統一する

資料を作成する際は、全スライドのフォントや文字サイズ、デザインフォーマットを統一しましょう。スライドをめくるたびに文字のサイズなどが変わると一貫性がなくなるため、悪い印象を与える恐れがあります。フォント・サイズ・色などをあらかじめ決め、一貫性をもたせることが大切です。

図や画像を入れてわかりやすくする

資料に図や画像を入れるのも効果的です。

文字だけではどうしても単調になり、見ている人が退屈してしまう恐れがあります。図や画像を上手く取り入れることで興味を引き、飽きられるのを防げる可能性が高いです。

ただし、図や画像を多用しては効果が薄れてしまいます。アピールポイントや注目を集めるべき部分など、ここぞという場面で活用しましょう。

4.人前で自己PRプレゼンテーションを練習しよう


自己PRのプレゼンテーションは、面接官だけではなく他の就活生などの人前で行うケースもあります。人が多い場面では、緊張で話す内容を忘れてしまったり、表情がこわばったりするなど普段の力を発揮できない恐れもあります。せっかく入念な準備をしても、緊張によって思っていた成果が得られないケースは珍しくありません。

当日成功させるためには、事前に人前での練習をすることが大切です。家族や友人などに協力してもらい、人前で話す練習を行いましょう。

5.まとめ


自己PRのプレゼンテーションは、その人の人物像を見る・テンプレートの回答を避ける目的で行われます。好印象を与えるためには、プレゼンテーションのポイントをおさえたうえで、事前に人前で練習をすることが大切です。今回紹介したポイントをおさえて、自己PRのプレゼンテーションを上手く行いましょう。

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