福井県の移住は人気が高まっている!市町村の特徴や相談先を紹介。


「都心を離れて田舎で暮らしたい」そう考えて、地方に移住する人が増えているのをご存じでしょうか。地方でも移住者を受け入れるために、住居や雇用などさまざまなサポートに力を入れています。今回は、移住先として人気の高まっている福井県についてまとめました。この記事を読めば、なぜ福井県への移住がおすすめなのか、福井県に移住するならどこに相談すればいいのかなど、福井県への移住に関する疑問を解決できますよ。福井県で仕事を探す方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。



1.福井県への移住者は増加している


地方への移住といえば、これまでは定年してからの「第2の人生の選択肢」として考えられていました。しかし近年では、現役世代も移住への関心が高い傾向にあります。

ここ数年はとくに、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、「感染リスクの低い地方へ移住したい」と考える人も増えているようです。

一概に「田舎だから感染リスクが低い」とはいえないのが実情ではありますが、テレワークの普及により、移住へのハードルが低くなっていることも、地方への移住者が増えている一因といえるでしょう。

福井県は、「自然が多くのびのび暮らせる、ほどよい田舎」ということで、現役世代の移住希望者が増えつつあります。

2.福井県が移住におすすめの理由


福井県が移住先として人気なのは、自然が豊かだからという理由だけではありません。

ほかにも、移住にふさわしいさまざまな魅力があります。ここでは、福井県が移住におすすめの理由を見ていきましょう。

福井県が、現役世代の移住に向いている理由としてあげられるのは、以下の3点です。

・雇用環境が安定している
・子育ての環境が整っている
・さまざまな補助金や助成金が用意されている

各項目について具体的に解説します。

雇用環境が安定している

移住するときに、考えなければいけないことの一つに雇用問題があります。どれだけ移住先が良い環境であっても、仕事がなければ生活できません。福井県は、雇用環境が比較的安定しているため、移住しやすい傾向にあります。

令和2年度の福井県就業実態調査では、男性の就業率が72.8%、女性の就業率が56.9%となっており、全国の男性就業率69.4%、女性就業率52.1%と比べても、高い割合となっています。

また、福井県は全国で最も有効求人倍率が高く(2022)、就労支援が充実しているのも特徴の一つです。例えば福井市では、市独自の就労支援事業として、「週末就活プログラム」を実施しています。

【週末就活プログラムとは……】

・1日もしくは1泊2日で、市内の民間企業への訪問をサポート
・交通費や宿泊費の一部を補助
・生活環境を確認するため、家族に市内を案内

移住する前に雇用への不安を軽減できるとともに、一緒に生活する家族にも配慮したサポートがあるので、安心して移住計画を進められます。

参考:福井県就業実態調査

子育ての環境が整っている

福井県は子育てしやすい環境が整っていることも、移住がしやすい理由の一つとして挙げられるでしょう。

県が行っている子育て支援に、「子だくさんふくいプロジェクト」があります。

これまでは、第3子以降への保育料や病児保育等利用料を無償化していましたが、「子だくさんふくいプロジェクト」では、こういった保障の対象を第2子へと拡充。在宅育児世帯へのより細やかな支援を盛り込んだ制度となりました。

以下に、子だくさんふくいプロジェクト対象事業の一例をご紹介します。

・在宅育児応援手当:
第2子以降、0~2歳を在宅で育児する年収360万円未満の世帯に月額1万円の手当を支給。

・保育料無償化:
第2子以降、各家庭の所得に応じて、各市町が定める金額で保育所を利用できる。

・副食費補助:
第3子以降で、保育所に入所する3~5歳児の副食材料費を補助。

・一時預かり事業:
第2子以降、もしくは多胎児第一子で、保育所入所対象とならない未就学児童に対する一時預かり利用料の無償化。

・すみずみ子育てサポート事業:
第2子以降、もしくは多胎児第一子で小学3年生以下の児童の一時預かり利用料の無償化。

・病児デイケア促進事業:
第2子以降、もしくは多胎児第一子で、小学生以下の児童が病児保育を利用する場合の費用を無償化。

このように、子育てしやすい環境づくりを応援するサポートが充実しているため、福井県では子育て世帯でも安心して移住できるのです。

さまざまな補助金や助成金が用意されている

福井県では県外からの移住者に対して様々な補助金や助成金を用意しています。移住に伴いどのような助成金や補助金があるのか確認しておきましょう。

助成金・補助金名対象者支給金額
移住支援金
(全国型)
各市町が定める要件を満たした者各市町が定める金額
移住支援金
(東京圏型)
・東京23区の在住者または通勤者(移住直前の10年間で通算5年以上)
・移住支援金対象求人に新規就業すること など
世帯:100万円
単身:60万円
交通費支援制度福井県内への移住を希望者と、その同居家族 ※6歳未満の「幼児」「乳児」については対象外(ただし1歳以上6歳未満児および小学生入学前の6歳児の3人目以上は「こども」として取扱う)申請者の住所に応じた額、または対象交通費のうち低い方の金額

移住支援金(全国型)は、県内の各市町による独自の精度です。支援金を申し込む市町によって、要件や支給金額が変わります。

3.移住先の参考に!福井県の市町村の特徴


福井県と一口に言っても、文化や食生活などは、地域によってさまざまです。

福井県への移住を検討しているのであれば、福井県を構成する17市町の特徴もチェックしておきましょう。

市町名特徴
福井市福井平野にある福井県の県都。一乗谷朝倉氏遺跡、越前海岸、越前がになど、地域の宝に恵まれた住みやすいまちです。
あわら市福井県の最北端にあるまちです。あわら温泉、北潟湖など、観光資源が豊か。
坂井市都市機能と自然が調和するまち。子育て世帯の移住者が多いのも特徴的です。
勝山市1,000m級の山々に囲まれた、農林業が盛んなまち。平泉寺や左義長まつりといった歴史遺産がたくさん残っています。
大野市荒島岳などの豊かな自然と、400年に状の歴史がある城下町が残る大野市。澄んだ地下水が湧き出る「名水のまち」としても有名です。
鯖江市眼鏡・繊維・越前漆器などの産業が盛んな、ものづくりのまち鯖江市。つつじの名所として知られる西山公園は日本歴史公園百選にも認定されています。
越前市越前和紙、越前打刃物、越前箪笥などの伝統産業が盛んなまち。子育てや教育環境の充実にも力を入れています。
永平寺町曹洞宗大本山永平寺など、歴史的な街並みが魅力のまち。自然の景観を守りつつ、子育て支援や健康促進にも注力しています。
池田町人口約2,400人ほどの小さなまちですが、協働する力で支えあっている地域です。一人ひとりの活躍が豊国の農村池田町を作っています。
越前町日本海と丹生山地に囲まれた自然の豊かさが魅力の越前町。越前焼や劔神社などの伝統的な文化にあふれたまちです。
南越前町福井県のほぼ中央に位置する南越前町。上流は豊かな森林、下流は田園地帯が広がっています。四季折々の花に彩られる美しいまちです。
敦賀市自然豊かな山々と、天然の良港として知られる敦賀港に囲まれたまち。海の幸・山の幸が楽しめるとともに、海水浴場や運動公園などの施設も充実している住みやすいまちです。
美浜町海・山・川・湖などの自然景観が美しい美浜町。若狭湾、水晶浜、久々子湖など、日本の原風景と言える景色が広がるまちです。
若狭町若狭湾国定公園の中心部にある若狭町。おいしい水、新鮮な食材で子どもを安心して育てられる、農村漁村の魅力にあふれるまちです。
小浜市日本海側屈指の要港として栄えてきた小浜市。海の幸が豊かな美食のまちでもあります。リアス式海岸など自然の美しさも魅力です。
おおい町おおい町は、90%を山林が占める自然の豊かなまちです。海水浴場やキャンプ場など、自然を活かした施設も充実しています。
高浜町福井県の「西の玄関口」高浜町。海の恵みと農の恵みによる豊かな食文化が形成されました。比較的温暖な気候と美しい自然も魅力のまちです。

4.福井県に移住する場合の相談先


移住するためには、実際に観光や体験を通して、福井県のことを知っておく必要があるでしょう。福井県では移住希望者のために、移住に関する相談ができる窓口を設置しています。移住を検討しているのであれば、こういった相談窓口を活用して情報を集めましょう。

以下に、これから福井県への移住を考えている人のための相談窓口を紹介します。

窓口名所在地電話番号受付時間
福井暮らすはたらくサポートセンター(福井Uターンセンター)〒910- 0858
福井市手寄1-4 -1 AOSSA 7階
0776-43-62959:00~18:00 (土曜は17:30分まで。日・月・祝日・年末年始は休み)
東京オフィス〒100-0006 東京都千代田区有楽町 2-10-1 東京交通会館8階 NPO法人ふるさと回帰支援センター内03-6273-432210:00~18:00 (月曜日・祝日・年末年始は休み)
大阪オフィス〒541-0048 
大阪府大阪市中央区瓦町2-2-14 福井県大阪事務所内
06-6226-168810:00~17:00 (土・日・祝日・年末年始は休み)
京都オフィス〒604-8152 
京都府京都市中京区蛸薬師下ル手洗水町678 福井銀行京都支店内
075-366-322410:00~17:00 (土・日・祝日・年末年始は休み)
名古屋オフィス〒450-0002 
愛知県名古屋市中村区名駅3-26-8 KDX名古屋駅前ビル13階
052-588-532710:00~17:00 (土・日・祝日・年末年始は休み)

上記の窓口以外にも、福井県の各市町で移住相談会を開催していることがあります。

オンラインで相談可能な場合もあるので、移住したい地域が決まっている場合は、各市町で行っている相談会に参加してみるのもおすすめです。

5.福井県の仕事を探す方法


福井県で仕事を探すのであれば、求人サイトを利用する方法と転職エージェントを利用する方法があります。それぞれの特徴や利用するメリットについて見ていきましょう。

求人サイトを利用する

求人サイトは、掲載している求人をチェックして、サイト経由で応募します。求人の検索から応募までがサイト内で完結する手軽さが魅力ですが、自分で検索して自分で応募する手間はかかります。作成したWeb履歴書を見た企業からスカウトしてもらえることもありますが、この履歴書も自分で作成しなければなりません。好きな時間に、自分のペースで就職活動ができる点が求人サイトを利用するメリットです。

転職エージェントを利用する

転職エージェントは、エージェント経由で求人を紹介してもらいます。求人の紹介だけではなく、履歴書の作成や面接日程の調整、条件の交渉など、就職活動に必要なサポートを受けられます。エージェントによる紹介が基本なので、応募先の企業を自由に選べない点はデメリットと言えるでしょう。就職活動に必要な作業はすべて任せて、移住に関わることに専念したいという人は、転職エージェントの利用がおすすめです。

6.LalaWorkを利用する

画像出典:福井の求人総合サイト「LalaWork」

「LalaWork」は福井県の求人総合サイトです。

福井のエリア情報誌「月刊URALA」を約30年発行し続けている、株式会社ウララコミュニケーションズが運営しています。福井のことをよく知る企業が運営しているので、安心感・信頼感のある求人サイトです。福井県で仕事を探すのであれば、地元を熟知している企業が運営しているLalaWorkのチェックは欠かせないでしょう。

サイト名福井の求人総合サイト「LalaWork」
運営会社株式会社ウララコミュニケーションズ
掲載求人数約2,000件
対応エリア福井県
公式サイトhttps://lalawork.jp/

7.まとめ


福井県は、雇用環境や子育て環境が整っていることから、移住しやすい土地として注目されています。「自然の中でゆったりと過ごしたい」「のびのびと子育てを楽しみたい」という人にとっては、魅力的でおすすめの移住先といえるでしょう。

移住後は交流会を開催するなど、移住者に配慮した細やかなサポートも行っている点も心強いのではないでしょうか。今回紹介した仕事を探す方法や、移住するときの相談先なども参考にして、有意義な移住生活を送ってくださいね。



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