多種多様な採用支援サービスが登場する中で、就活生からの大きな注目を集めているのが「就活エージェント」です。就活エージェントは、キャリアコンサルタントと並走して選考対策を進めていくため、人によって満足度が異なるサービスだと言えるでしょう。
この記事では、「就活エージェントの悪い噂は本当なのか?」「就活エージェントを利用する前にデメリットを把握しておきたい」といった疑問やお悩みを持つ方に向けて、就活エージェントのデメリットを解説します。また、サービスを利用するメリットや、就活エージェントに向いている人の特徴などもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
Contents
- 就活エージェントのデメリット7選【やめとけと言われる理由】
- 就活エージェントのメリット5選
- 就活エージェントをおすすめする人
- やばい就活エージェントを回避するためのポイント
- まとめ
1.1 自分の希望とは異なる企業を勧められる
1.2 オワハラを受ける可能性がある
1.3 大手企業を紹介してもらえることはあまりない
1.4 担当者次第で結果が左右される
1.5 自分のペースで就活しにくい
1.6 就活エージェントによって取扱い企業数が異なる
1.7 悪質な就活エージェントに騙されたと感じるケースも
2.1 選考対策をしてもらえる
2.2 非公開求人がある
2.3 プロにキャリア相談を受けてもらえる
2.4 就活における手間が省ける
2.5 不採用になった理由を教えてもらえる
1.就活エージェントのデメリット7選【やめとけと言われる理由】
就活エージェントを利用する際に考えられるデメリットは、以下の7つです。
【就活エージェントを活用するデメリット】
・自分の希望とは異なる企業を勧められる
・オワハラを受ける可能性がある
・大手企業を紹介してもらえることはあまりない
・担当者次第で結果が左右される
・自分のペースで就活しにくい
・就活エージェントによって取扱い企業数が異なる
・悪質な就活エージェントに騙された感じるケースも
エージェントの良し悪しを見極めるためには、第三者の視点を持つことが大切です。それぞれのデメリットについて詳しくご紹介します。
自分の希望とは異なる企業を勧められる
まず、志望していない職種や企業の求人案件を紹介されるケースがあることはデメリットとして挙げられます。
本来、就活エージェントは「自身がどんな企業に向いているか?」という点を応募者にヒアリングし、各企業の採用要件を提供するのが役目であり、利用する側もそれを求めます。しかし、エージェント側が利益を優先するために半ば強引な紹介を行ったり、応募させたりするケースが少なくありません。
内定ありきのエージェントに紹介された求人の場合、入社後に働き方の点などでミスマッチが起こる恐れがあります。そのため、就活エージェントを選ぶ際は、過去の実績やサービスの特徴、口コミなどをネットで把握しておくとよいでしょう。
オワハラを受ける可能性がある
「オワハラ」とは、「就活終われハラスメント」の略称であり、内定を貰った就活生に対する入社強要のことです。本来は企業側が求職者に強いるハラスメントのことですが、就活エージェントを利用する際にも遭遇してしまうケースがあります。
エージェントもまた人材の獲得競争に追われていることから、内定後は他社の選考を受けないように伝えてくる傾向があります。就活生にも漠然とした不安や焦りがある場合は、優良企業の選考プロセス自体を逃してしまうリスクがあるので、注意が必要です。
大手企業を紹介してもらえることはあまりない
就活エージェントが取り扱う求人は、ベンチャー企業や中小企業が多く、大手企業の紹介が少ないことがあります。どのエージェントを選ぶかによって多少は異なりますが、総括的に見てデメリットの1つだと言えるでしょう。
ただし、単純に大手企業よりも中小企業の方が多いことや、就活生の人柄やスキル・経験などを鑑みた上で結果が積み重なっているだけかもしれません。そのため、大手企業を紹介してもらえるかどうかは、エージェントの選び方と自身の実績やスキルに左右されます。大手企業に就職したい場合は、自身の経験やスキルを向上させるとともに、大手企業を中心に取り扱っているエージェントを活用することが大切です。
大手・難関企業の場合、一般的な求人サイトに掲載せずにエージェントを中心に採用活動を行う例もあります。これは、エージェントが最初の段階で就活生をふるいにかけ、一定のスキルや経験を有した就活生のみを選考することで、企業側の採用工数を削減できるというメリットがあるためです。
担当者次第で結果が左右される
就活エージェントを利用する上で応募者の命運を左右すると言っても過言ではないのが、専属カウンセラー個人のスキルや経験です。実際に採用活動を親身にサポートしてくれるかどうか、自身の性格や志向性と合うかどうかは、面談を行うまで分かりません。
担当者のアドバイスや判断基準を疑問に感じた場合は、他の信頼できるコンサルタントの意見を仰ぐ必要があるでしょう。エージェント選びを行う際には、キャリアアドバイザーの良し悪しを口コミなどで把握しておくことが大切です。
自分のペースで就活しにくい
就活エージェントを利用する場合、カウンセラーの属人的な業務に左右されてしまう点にも要注意です。場合によっては本意でない企業へのエントリーを迫られたり、面談の手間が必要以上に増えたりして、自身の就活ペースを乱されるリスクがあります。
また、転職を考えている人は現職と並行しながら長期スパンで活動するのが一般的ですが、就活生には決められた選考スケジュールがあることも考慮しなくてはなりません。
就活エージェントによって取扱い企業数が異なる
大手の就活エージェントは多数の求人案件を保有している一方、中小規模のエージェントは案件数が少ないと言ったように、エージェントによって取り扱う企業の数が異なることがあるのもデメリットの一つです。
取り扱っている企業数が少ない就活エージェントを選んでしまうと、選択肢が狭まってしまうだけでなく、自身の希望とズレた企業を紹介される可能性が否定できません。大手企業など、志望先を限定して就活を行う場合は、大手企業に強いエージェントを活用しない限りメリットが得られない可能性があります。
悪質な就活エージェントに騙されたと感じるケースも
就職支援の現場では、担当アドバイザーと就活生によるミスマッチが発生するリスクがあります。また、アドバイザー自身の実績を上げるため、内定先の情報を偽って就活生を送り出す悪徳エージェントの存在も否定できません。悪質な就活エージェントに当たってしまうと、ミスマッチが生じるリスクだけでなく、場合によっては内定先がブラック企業である可能性も生じてしまいます。
担当アドバイザーが内定を急かすような言動をしたり、自身で調べた内容と相反するようなことを言われたりした場合は、アドバイスを鵜吞みにせず、自身でしっかり調べましょう。また、アドバイザーによって実績やサポート能力に差があるため、複数のエージェントを併用してリスクヘッジするのもおすすめです。
2.就活エージェントのメリット5選
就活エージェントのデメリットをご紹介しましたが、就活エージェントを利用することで得られるメリットは少なくありません。ここからは、就活エージェントを利用するメリットをご紹介します。
【就活エージェントを活用するメリット】
・選考対策をしてもらえる
・非公開求人がある
・プロにキャリア相談を受けてもらえる
・就活における手間が省ける
・不採用になった理由を教えてもらえる
選考対策をしてもらえる
就活エージェントのサービスを最大限に活用することで、効率的に就活を進めることが可能です。就活エージェントによって異なりますが、具体的には次のようなサポートを受けられます。
【就活エージェントが提供しているサービス】
・就職相談とヒアリング
・エントリーシートやポートフォリオの添削&フィードバック
・求人案内
・企業への推薦と条件交渉
・SPIなどの筆記テスト対策
・面接指導、ビジネスマナー研修
・就活イベントの実施
その他、業種や職種に特化したコンサルテイングサービスを展開しているエージェントもあります。
非公開求人がある
就活エージェントの多くが、ネット上には掲載されていない「非公開求人」を保持しています。非公開求人とは、求人サイトやエージェント会社自身のホームページに掲載していない求人のことです。企業側が非公開求人を行う場合、採用対象者を増やすのが目的ではなく、ピンポイントで人材を求めているケースがほとんどだと言えるでしょう。
個人で就活する場合、大学の就職情報に掲載されている企業、あるいは求人サイトに載っている企業から選ぶことになるのが一般的ですが、それだと非公開求人を見つけることはできません。非公開求人を探す場合には、就活エージェントを活用するのがおすすめです。
プロにキャリア相談を受けてもらえる
就職支援の専門家による、マンツーマンの相談やカウンセリングを受けられる点も就活エージェントを活用する魅力の1つです。カウンセラーの指導を受けることで、自身の強みを引き出したり、仕事への適性が新たに判明したりするなどのメリットが得られます。
カウンセラーは、幅広い業界の採用条件を熟知しているだけでなく、業種や職種を絞った専門的なアドバイスも得意としています。そんため、有益な情報や就活ノウハウが得られる可能性が高いと言えるでしょう。
就活における手間が省ける
就活エージェントに登録するメリットとして、求職者本人に代わって事務的なサポートを行ってくれる点も挙げられます。例えば、志望企業へのエントリーや面接日程の調整、アポイントの取得、応募・内定辞退の連絡などです。
学業の合間にこれらの交渉を行うことが難しい場合は、エージェントに依頼することでスムーズに選考フローを進められるでしょう。
不採用になった理由を教えてもらえる
一般的に、応募者が不採用になった理由を企業側が開示することはあまりありません。自社の選考基準に加え、企業のイメージ戦略や現場の雰囲気などがその企業にとって不本意な形で広まってしまうリスクを回避するためです。
この点、就活エージェントを利用すると、例外的に選考結果の理由を知ることができるかもしれません。特に、最終選考まで進んで内定に至らなかったケースの場合、どのような選考基準のもとで判定されたのか気になってしまうでしょう。
内定に至っていないためネガティブな内容を聞くことになるかもしれませんが、就活自体を見つめ直すチャンスが得られる可能性があります。
3.就活エージェントをおすすめする人
就活エージェントの利用が向いているのは、以下のような人です。
【就活エージェントをおすすめする人】
・就活の進め方が分からない人
採用活動の軸が定まっておらず、就業支援のプロによるトータルサポートを受けたい方に適しています。
・非公開求人に応募したい人
大手企業の非公開求人をはじめ、中小やベンチャー企業の紹介を受けたい方は、エージェントを活用するメリットがあります。
・志望先が決まっており、選考対策を強化したい人
自分が志望している企業の選考フローや基準に合わせながら、マナー講習・ビジネス研修・面接対策などを徹底して行いたい方におすすめです。
4.やばい就活エージェントを回避するためのポイント
悪質な就活エージェントへを避け、良質なエージェントを見つけるためのポイントは以下の通りです。
【やばい就活エージェントを回避するコツ】
・複数の就活エージェントに登録する
エージェントを1社に限定せず、複数利用することで就活の選択肢が広がり、リスク分散に役立てることもできます。
・サポート内容や口コミをチェックする
就活エージェントの特徴や独自のサービス内容、口コミの良し悪しを見ることで、適切なエージェントに出会える可能性が高まります。
・過去の実績や求人数の多さで判断する
エージェント自身が謳っている実績や顧客満足度、求人情報の数なども、優良サービスであるかどうかの指標となります。
5.まとめ
就活エージェントは、近年急拡大している成長市場として注目度が高く、評判の良し悪しが分かれやすいサービスです。エージェントの最大限活用するためには、メリットだけでなくデメリットもきちんと把握しておかなければなりません。
残念ながら就活エージェントの中には、利益優先のために自社本位のサービスを提供しているところもあります。エージェントを選ぶ際は、キャリアアドバイザーとのミスマッチを防ぐためにも、口コミや評判をしっかりチェックした上で面談に臨みましょう。正しい判断基準で優良なエージェントを見極め、サービスを最大限に活用することが就活成功のためにも大切です。
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