インターンシップで給料は出る?出ない?有給インターンシップの特徴。


インターンシップとは、いわゆる就業体験のことです。利用する側は、就職する前にその企業での仕事内容を体験することができますし、企業側にとっては将来有望な人材を見極め、優秀な人材を発掘することに繋がります。就業体験と聞くと給料は出ないというイメージが強いかもしれませんが、給料の出るインターンシップもないわけではありません。今回はインターンシップの中でも給料の出るタイプについて詳しくご紹介します。



1.インターンシップで給料が出る企業もある


上述したようにインターンシップは、就業体験の意味合いが強く、実務を任されるケースは少ないため給料の出ないものがほとんどです。しかし給料の出るインターンシップがないわけではありません。大手就職サイトが実施したアンケートによると、インターンシップに参加したことがある人の中で、給料や報酬をもらったことがあると回答した人は、約16%という結果が出ています。

この数字を思っていたよりも多いと見るか、少ないと見るかは人それぞれですが、全体的な割合として給料や報酬の出るインターンシップが少数派であることは間違いありません。ただ、就業体験とはいえ、どうせ働くなら給料が出るほうがいいというのは誰しもが思うものでしょう。まずは自分の希望する業界や職種のインターンシップで、給料や報酬の出る案件があるかどうか探してみるとよいかもしれません。

2.インターンシップでもらえる給料の金額


では、インターンシップで給料や報酬がもらえる場合、その相場はどれくらいなのでしょうか?インターンシップで給料がもらえる場合の主な給与体系は、時給・日給・成功報酬型の3つです。時給の場合だとその相場は、東京で1,000円~2,000円、日給の相場は就業時間にもよりますが、6,000円~10,000円程度となっています。成功報酬の場合は、仕事の内容や職種など企業によってさまざまなので、一概にこれくらいの金額です、という相場を提示することはできません。

ただ、専門的なスキルや経験を必要とする仕事のほうがもらえる給料や報酬の金額も高くなる傾向にあります。給料や報酬の出るインターンシップの場合は、募集要項に給与体系や勤務条件、1日の最低勤務時間などが掲載されているので、そちらを参考に参加してみたいインターンシップを探してみましょう。

3.給料ありのインターンシップの特徴


ここまでご紹介してきたとおり、インターンシップには無給のものと有給のものがあり、その多くは無給のものとなっています。では、給料がもらえるインターンシップにはどのような特徴があるのでしょうか? 給料がもらえるインターンシップの主な特徴は、以下の2つです。

・実務を任される
・インターンシップ期間が長い

ここからは、有給インターンシップにおけるそれぞれの特徴について詳しくご紹介します。

実務を任される

インターンシップには、主に講義型・体験型・課題型・実践型という4つの種類があります。それぞれの特徴は以下の通りです。

・講義型:企業の社員による業務内容や業界の状況などの説明や質疑応答などがある、会社説明会の延長のような内容です。

・体験型:オフィスや工場などの施設を見学したり、実際に軽作業などを体験できる内容のプログラムとなっています。

・課題型:「マーケティング戦略を考案してプレゼンする」「新商品のアイデアを考える」といったように、実際の業務に即したテーマの課題をグループワーク形式で解決する内容のプログラムです。

・実践型:実際に企業へ通勤して、社員と同じように実務をこなすのがこのプログラムの内容です。実務をこなすということは、企業に利益が発生することになるため、インターンシップといえども給料や報酬を支払う必要があります。給料がもらえるインターンシップの多くはこのタイプです。

インターンシップ期間が長い

インターンシップは、上記でご紹介したような種類に加え、開催される期間にも幅があります。例えば講義型や体験型といったインターンシップの場合は、1日で終了するものが一般的です。課題型の場合は1日で終了するものもあれば、数日から1週間程度の期間開催されるものもあります。

給料がもらえる実践型のインターンシップに関しては、他の3種類に比べて開催期間が長いのが特徴です。長いといっても企業によって幅があり、1か月程度のものもあれば1年を超える長期間にわたって開催されるものなど多岐に渡ります。1か月程度のものは、夏休みや冬休みの期間に開催されることが多く、学業と両立しやすいのが特徴です。

1年を超える長期間のものは、拘束期間が長くなるため負担が大きくなる可能性もありますが、ここで結果を出せばそれが内定に結びつきやすくなるでしょう。

4.給料ありのインターンシップに多い業種


給料がもらえるインターンシップには、どのような業種や職種があるのでしょうか?

業種としては、IT関連の業種やコンサルティング業、サービス業、製造業、マスコミ・出版業などその種類は様々です。中でも特に多い業種は、IT関連の業種です。今やインターネットが私たちの生活になくてはならないものとなっていることを考えると、ある意味当然の結果といえるのかもしれません。他ではコンサルティング業も多い業種の一つです。

職種に関しては、営業からデザイナー、エンジニア、プログラマー、マーケティング、ライターなどが挙げられます。エンジニアやプログラマーなどスキルが必要になる職種の場合は、スキルを持っていれば学生でも即戦力になれる可能性が高いため、時給や日給といった給与面も高くなる傾向です。

5.給与ありのインターンシップとアルバイトの違い


給与ありのインターンシップとアルバイトは、労働の対価としてお金をもらうという意味ではよく似ていますが、その目的や仕事をする環境などについては大きく異なります。アルバイトの主な目的はお金を稼ぐこと、一方給与ありのインターンシップは、企業内での仕事を体験して自分の適性などを把握することが主な目的です。

また、インターンシップの場合はのちに正社員として雇用することを見据えているため、担う職務がアルバイトと比べて幅広くなります。アルバイトの場合は特定の部署でのデータ入力など限定した業務が割り振られることが多いのですが、インターンシップには企画・営業・開発など様々です。その分、自分で考えて行動することを求められます。

企業の内部により近い環境を体験できるインターンシップは、やりがいのある仕事か、働きやすい環境であるかなどの見極めに役立つでしょう。

6.まとめ


給与ありのインターンシップを採用している企業は少数派と言えます。そのようなインターンでは開催期間が長く実務を任されるために給与が支払われますが、拘束期間が長く負担が大きくなるため、学業との両立も簡単ではありません。

しかし正社員と同じように実務を任されることで、実際の仕事を経験することができますし、自分の適性を把握することもできます。また、そのインターンシップで結果を出せば内定獲得の可能性が高まるのです。これは無給のインターンシップにはない大きなメリットと言えます。

1年を超えるような長期間の有給インターンシップに参加するのは難しいかもしれませんが、夏休みなどに開催される1か月程度の有給インターンシップもあります。これからインターンシップへの参加をお考えの方は、有給インターンシップも検討してみてはいかがでしょうか。

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