就活において志望動機がない!対処法や注意点について解説。


「志望動機が思いつかない」「志望動機がどの企業も同じになってしまう」とお悩みではありませんか?就活の面接では、必ずと言っていいほど志望動機が聞かれます。採用担当者は志望度の高さを見るため、内容の薄い志望動機では、内定獲得も難しくなってしまいます。

そこで本記事では、志望動機がない場合の対処法や、志望動機を作成するコツを徹底解説します。採用担当者に響く志望動機を作成できるようになるので、ぜひ最後までお読みください。



1.志望動機がない場合はどうしたらよい?


採用担当者は志望動機から、自社への意欲の高さや就活生のポテンシャルを判断し、採用するかどうかを決断します。「自分は何がしたいのか」「どのようキャリアを描きたいのか」を深堀し、志望動機は必ず作成しましょう。

自分と企業の接点を伝える

志望動機では、自分と企業の接点を伝えることがポイントです。「自分は何ができるのか」、「その会社で何を成し遂げたいのか」など、自分と企業の接点を伝えることによって、志望度の高い印象を与えられます。また、採用担当者にとっても、就活生と自社の接点は重要なポイントです。接点が明らかになっていると、自社に合った人材かどうかを判断し、採用の決定を下せるようになります。

自分と企業の接点を伝えることは、志望動機の作成において重要な要素の一つです。自分自身が何を求めているのか、どのように会社に貢献したいのかを明らかにし、企業との接点を意識した志望動機を作成しましょう。

2.志望動機がない就活生のパターン


志望動機が思いつかない就活生には、以下の3パターンの原因があると考えられます。

・自己分析が不十分
・企業研究が不十分
・応募する企業と自分の接点が見つけられていない

自己分析が不十分

志望動機を作成できない原因の一つに、自己分析が十分に行えていない可能性があります。自己分析とは、「自分は何の仕事をしたいのか」「どのようなキャリアを描きたいのか」など、自身の就活の軸を明らかにすることです。

志望動機とは、「なぜその会社に入社したいのか」を表現する要素なので、就活の軸が定まっていないと、志望動機も作成できません。また、自己分析が不十分なまま志望動機を作成してしまうと、自身の強みをアピールできず、企業への熱意も伝わらなくなってしまいます。

しっかりと自己分析をすることで、企業への熱意や自分自身の価値観を示せるようになり、より魅力的な志望動機を作成できるようになります。

企業研究が不十分

企業研究が十分にできていないと、志望動機も作成できません。自己分析で就活の軸を定められたら、「その企業で何ができるのか」を理解する必要があります。企業研究が不十分な状態で志望動機を作成すると、企業に応募した理由が明らかにならず、採用担当者にも響かない内容になってしまいます。

企業研究をする際には、会社の事業内容や理念、ビジョンのほか、求める人物像もチェックしましょう。自身のやりたい仕事内容や、共感した理念を伝えるだけではなく、採用ターゲットにマッチしているという点もアピールできれば、採用される確率も高くなります。

自己分析と合わせて企業研究も行うことで、訴求力の高い志望動機を作成できるようになるでしょう。

応募する企業と自分の接点が見つけられていない

自己分析や企業研究を行っても志望動機を作成できない場合、企業と自分の接点を見つけられていない可能性があります。「自分が成し遂げたいこと」と「その企業の事業内容や価値観」がマッチしていれば、企業と自分に接点があると判断できます。

接点を見つけられていないと、その企業に興味を持つ理由や、自分が企業に貢献できると考える理由が明らかになりません。自分がその企業で働くことに意欲的である理由や、自分の経験がどのように生かせるのかを明らかにし、志望動機を作成しましょう。

また、企業との接点が明らかになっていると、担当者も「採用したい理由」が見つけやすくなります。採用される確率を高めるためにも、企業と自分の接点を見つけることは重要です。

3.志望動機をしっかりと持つには?


志望動機を持つには、以下のポイントを押さえておきましょう。

・やりたいこと・できることを深堀する
・企業研究を徹底的に行う
・複数の企業を比較して応募企業のよさを見つける

それぞれのポイントについて、順番に解説していきます。

やりたいこと・できることを深堀りする

自分のやりたいこと・できることを深堀し、志望動機の作成に活用しましょう。自分のやりたいことを深堀することで、どのような職種や業界に興味があるのか、どのようなキャリアを描きたいのかを明らかにできます。また、自分のできることを深堀すると、どのようなスキルや経験を持っているのかを客観視できます。

例えば、学生時代のアルバイト経験をアピールする場合、「接客マナーを学んだ」のような、できることの事実を述べるだけではなく、「スキルを得てどのように心境が変化したのか」「得たスキルをどのように仕事に生かしたいのか」など、細分化するとよいでしょう。

やりたいこと・できることを深堀できていないと、内容の薄い志望動機になってしまい、他の就活生と差別化ができません。志望動機に具体性を持たせるためにも、やりたいこと・できることの深堀は重要なステップです。

企業研究を徹底的に行う

志望動機を作成するには、企業研究を徹底的に行いましょう。企業研究を行う際、まずは企業理念やビジョン、事業内容など、ホームページに掲載されているような基本的な情報を収集します。企業理念やビジョンは会社によって異なるため、その企業の価値観が分かる要素です。また、事業内容から企業の商品やサービスを理解することで、「自分のやりたいこと」をさらに具体化しやすくなります。

企業研究は、ホームページやパンフレットのような公開されている情報だけではなく、会社説明会やOB訪問などで、実際に働いている社員からも情報を集めましょう。社員から直接企業の情報を聞くことで、仕事内容を具体的にイメージできるため、より深い企業研究に役立ちます。

自分のやりたいことや働くイメージを具体化させ、志望動機に説得力を持たせるためにも、企業研究は重要です。


複数の企業を比較して応募企業のよさを見つける

企業研究の一つとして、複数の企業との比較も行い、応募企業のよさを見つけましょう。多くの採用担当者は、「競合ではなく、なぜ当社に応募したのか」を気にしています。他社との違いや企業の特色を理解していれば、「なぜその企業に就職したいのか」という理由を説明できます。

また、他社と応募企業を比較することで、業界や市場における立ち位置や競合環境の分析も可能です。業界や市場まで分析できていると、将来のキャリアプランの策定にも役立ち、より明確な志望動機を作成できるでしょう。企業を深く理解し、志望度の高さをアピールするためにも、他社との比較は行いましょう。

4.志望動機を作るときの注意点


志望動機を作成する際には、以下の2点に注意が必要です。

・面接で「なぜ」と問われても答えられるようにしておく
・話を広げすぎないようにする

志望動機は履歴書に記載するだけではなく、面接時にもよく聞かれる質問です。自己分析や企業研究を徹底的に行うことに加え、上記の2点も意識しながら志望動機を作成しましょう。

面接で「なぜ」と問われても答えられるようにしておく

志望動機は、面接で「なぜ」と問われても答えられるようにしましょう。「なぜ」に対する的確な答えを出すことで、その企業に応募した理由や熱意が面接官にも伝わります。

面接官は、入社後のミスマッチを防ぐために、志望動機をさらに堀下げて質問してきます。「なぜ」に対して答えられないと、志望度が低いと判断され、採用を見送られてしまうでしょう。

志望動機を掘り下げた質問に的確に回答するには、自己分析が重要です。「なぜ自分はその仕事をしたいのか」「なぜその企業に入社したいのか」など、自己分析の段階で根拠を明らかにできていると、面接でもスムーズに答えられます。志望動機を作成する際は、想定される質問も同時に考え、質問されても的確に答えられるよう準備しておきましょう。


話を広げすぎないようにする

志望動機は内容を簡潔にまとめ、話を広げすぎないようにしましょう。企業への熱意を伝えたいあまり、志望動機から話を広げすぎてしまい、逆に内容が分かりづらくなってしまうケースがあります。また、話を広げたことによって想定外の質問をされる可能性もあります。

志望動機は、要点をまとめて伝えることが重要です。具体的には、結論・理由・具体例・結び(再度結論の提示)のような流れでまとめるとよいでしょう。イメージとしては、簡潔な志望動機・志望に至った具体的な理由、エピソード・まとめとして志望動機を再提示のような流れです。具体例やエピソードも交えることで、分かりやすく内容のまとまった志望動機を作成できます。

企業への意欲を分かりやすく伝えるためにも、話を広げすぎず、要点をまとめた志望動機を作成しましょう。

5.まとめ


志望動機の作成方法や注意点について解説しました。志望動機を作成するには、自己分析と企業研究が重要です。自分のやりたい仕事や理想のキャリアプランを堀下げていくと、熱意のこもった志望動機を作成できます。

また、就活では、志望動機だけではなく、就活軸をしっかりと持つことも重要です。就活の軸の書き方は、ES研究所の『就活の軸の書き方』に詳しくまとめられているので、こちらも合わせて参考にしてください。



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